磐田市西貝塚の服部病院|精神科

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開院50周年記念 ごあいさつ

服部病院開院50周年を迎えてのご挨拶

1972年10月7日、この日より服部病院がスタートいたしました。故 服部進也・百子夫妻が磐田のこの地に新しい形の精神病院を、と服部病院を立ち上げて50年が経ちます。この度、無事50周年を迎えられることができました。これもひとえに服部病院を支援してくださる地域の方々、遠方よりはるばる通院してくださる患者さま方、患者さまをサポートしてくださるご家族の皆さま、回復の道を歩まれる多くの卒業生たちのご支援の賜物であります。

服部ご夫妻が依存症治療の種を撒いた50年前は、まだ「アルコール中毒」が疾患であるという認識も、治療が可能であるという知識も一般的には無く、患者さま及びご家族さまと共にまさに悪戦苦闘の日々であったと聞き及んでおります。

現在ではアルコール依存症治療は確立されたものとなり、当院でも依存症治療プログラムや毎週の院内例会を続けた功績が認められ、平成30年には静岡県依存症専門医療機関に指定されました。更に近年では精神科急性期臨床を支える責務も果たさせていただいており、また静岡県と政令指定都市である静岡市・浜松市よりそれぞれ依存症治療拠点機関として指定をしていただきました。今やアルコール依存症以外に、薬物依存・ギャンブル依存等の患者さんも多く受診や相談にいらっしゃっております。また、うつ病やてんかん、統合失調症に代表される一般的な精神疾患のみならず、不眠やストレスによる数々の症状への対応など気軽な受診が可能な身近な医療機関として地域の役割を担わせていただいていると自負しております。

しかし道はまだ半ばであり、今後とも皆さまのお力をお借りしてより良い医療を目指して病院職員一同より一層の努力を致す所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和4年10月吉日
服部病院 院長
山名 純一